「イギリス英語とアメリカ英語の大きな違いは?」と聞かれて、思い浮かぶのは何でしょう?
スペルの違い?
そうですね、英米で異なる単語が確かにあります。
表現?
そうですね、イギリス人が使いがちな言い回し、アメリカ人が使いがちな言い回し、多少あります。
実は、意外な盲点となっているのが、句読点の使い方なんです。
英語の句読点とは、カンマやピリオド、クオテーションマークといった記号のことです。
どうやら、日本の英語は、英米ちゃんぽん状態で教えられている(いた?)ようで、相当英語力のある方でも違いがあることを知らない、意識していない、ようです。
今日取り上げるのは、引用を表すクオテーションマークです。
日本語だと、「 」 に相当します。
それと同時に、クオテーションマークを使った場合のピリオドも一緒に学びましょう。
アメリカ英語: " " (ダブルクオテーションマーク)を使い、最後のピリオドは内側に打ちます。
Chie said, “It’s time for lunch.”
チエは「お昼の時間よ」と言った
イギリス英語: ' ' (シングルクオテーションマーク)を使い、最後のピリオドは外側に打ちます。
Chie said, ‘It’s time for lunch’.
チエは「お昼の時間よ」と言った
小さなことですが、ネイティブは意外と気にします。
中上級の方は、是非、意識してください。