副詞の位置で思わぬ誤解が! (★★☆ 中級)

副詞(adverb)は動詞などを修飾するものです。
色々あるのですが、よく使われるものは5つのタイプだと思います。

1.動詞を修飾して、どの動作がどのように行われるかや状態を示す
  (例) politely → He talked to me politely.
      (彼は礼儀正しく私に話しかけた)

2.動詞を修飾して、場所や方向を示す
  (例) upstairs → The child was crying upstairs.
      (その子は上の階で泣いていた)

3.動詞を修飾して、時を表す
  (例) yesterday → I called Tom yesterday.
      (私は昨日トムに電話した)

4.動詞を修飾して、頻度を表す
  (例) monthly → I pay my telephone bill monthly.
      (私は電話代を月々払っている)

5.動詞・形容詞・副詞などを修飾して、強調する
  (例) completely → I was completely wrong.
      (私は完全に間違っていた)
  (例) hardly → He hardly knew where to begin.
      (彼はどこから手を付ければよいかほとんど分からなかった)


手(パー)最近、添削で副詞の位置の間違いを指摘される例がよくあります。
副詞は、どの位置につけるかで意味がガラリと変わってしまい、思わぬ誤解を生じることがあるのです。

例えば、

「先月、紫式部が書いた『源氏物語』を読んだ」という時に

I read "The Tale of Genji" written by Murasaki Shikibu last month.

と書くと、副詞であるlast month は最も近いもの、すなわち written by を修飾し、
「私は紫式部が先月書いた『源氏物語』を読んだ」
という意味に捉えられます。

そんなことはないむかっ(怒り)ですよね。
The Tale of Genjiは千年も前に書かれています。

常識的に「先月読んだ」と理解してくれる相手もいると思いますが、
ネイティブの目には、まず、「先月書かれた」と情報がインプットされるのです。

源氏物語だと誤解されなくても、仕事で「○○が書いたセールスレポート」だったら、書いたのが先週なのか、読んだのが先週なのか、非常にconfusing になってしまいます。

このような場合は、

Last month I read "The Tale of Genji" written by Murasaki Shikibu.

副詞の位置を変えて書けば誤解がない文章になります

つまり、副詞は「修飾したい語の近くに持ってくる」のが原則です。
  

手(パー)是非、書いてみた文章をちょっとチェックしてみてください。
そして、この場所で誤解される可能性はないかな、とチェックしてみてください。

手(パー)なお、書籍名はイタリック体(斜め文字)で書くかクオテーションマークで挟みます。WORDなどイタリック体が使える場合は、イタリック体の方が見た目が良いかも知れません。
また、著者については written by と書かなくても by のみでも充分です。

 

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