文頭の and, but, so はご法度 (★★☆ 中級)

文頭の and, but, so はご法度 (★★☆ 中級)

実は、これはネイティブ添削者が皆さんの英語de日記で指摘する回数、
トップ3に入る「よくある間違い」です。
多分、私たちは学校で「やってはいけない」と習っていなかったのではないかと思います。


英語の文章では、文頭に and, but, so を持ってくるのは bad form (不作法・良くないこと)
と考えられています。英会話では、しょっちゅうやってにも関わらず、文章になると「してはいけない」のです。

話言葉と書き言葉の違い、の一つと思って下さい。


じゃあ、どうしたらよいか?

ひらめき 答えは、2つ:

1.前の文章とくっつけて1つの文章とし、文頭にもってこない  または
2.代わりに、文頭に使って良い別の単語(接続詞、つなぎ言葉)を使う

です。

簡単な文例を挙げてみます。

 

【悪い例】
I went to see Mike. But he wasn't there.
マイクに会いに行った。しかし彼はいなかった

【良い例】
1) I went to see Mike, but he wasn't there.
2) I went to see Mike. However, he wasn't there.
   ※ however は but と同じく「しかし」という意味ですが、文頭に使えます


【悪い例】
I went to see Mike. And we walked with his dog.
マイクに会いに行った。そして彼の犬を連れて散歩した

【良い例】
1) I went to see Mike, and we walked with his dog.
2) I went to see Mike. Then, we walked with his dog.
   ※ then  は 「その時」という意味ですが、「そして」「それから」という
   意味で文頭に使えます。後にはカンマを入れます


【悪い例】
Mike wasn't there. So I went home.
マイクはそこにいなかった。なので、私は家に帰った

【良い例】
1) Mike wasn't there, so I went home.
2) Mike wasn't there. Therefore, I went home.
   ※ therefore は so と同じく「従って」という意味ですが、文頭に使えます