ビジネスライティングの講座でよく生徒さんから言われることの一つが、
「あいさつを英語にするのが難しい」です。
確かに、日本語のメールは大抵「いつもお世話になっております。」から
始めますが、これをそのまま英語にしようとすると、ハテ、、、、と止まってしまう
のではないでしょうか。
1つ目のポイントは、「あいさつを英訳しようとするのは止めましょう」ということです。
2つ目のポイント(解決策)は、「それらしい英語フレーズを使いまわしましょう」です。
今回は、日本語のメールの締めくくり人気ナンバーワン(?)の
「宜しくお願い致します」。
意味があるような無いような、「ともかく頼むわ!宜しく!」っていう気持ちの表現だと思いますが、英語の場合は、目的語など具体的な内容を盛り込まないと、なかなか良い文章になりません。
とはいえ、なるべく色々な場面で使えるフレーズを知りたい方にお勧めなのが
Thank you for your assistance in this matter. または
Your assistance in this matter is greatly appreciated.
直訳すると「本件に関するご支援をありがとうございます」で少々仰々しく聞こえますが、
もっと軽い気持ちで使えるフレーズです。
何かしてもらう依頼をする、その締めくくりに幅広く使えます。
社内メールより社外メールで、読み手にとっては特別の仕事ではない(職務としては通常の)場合
に適しています。
例えば、「頼んだ書類(品物)がなかなか届かない、調べて確認してもらえないだろうか」と
依頼するメールの締めくくりに使います。
目上の人に何か依頼する場合には不適当です。
ビジネスメールは、必要以上の丁寧さは不要ですが、ちょっとした気遣い(ねぎらい)の言葉は大切です。弊社のネイティブ添削者は、This lets your email sound softer.(物腰が柔らかくなる) といい、このような言葉を付け加えることを勧めています。
プロフェッショナルな表現を目指したいところですが、用件のみピシパシ伝えるだけのメールは
人と人とのコミュニケーションという観点では考えものです。
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