前回、will と would を解説しましたところ、ご質問いただきました。
「could はどう使ったら良いですか?」
まず、could は
1.単純にcan の過去形でcould になっている場合と
2.意味をもった助動詞の場合
とがあります。
良く知られているのは、Could you 〜?(丁寧なお願い)だと思いますが、その他にも意味があるのです。
●仮定の能力:「〜しようと思えばできる」
I'm so hungry that I could eat ten Big Macs.
すごくお腹がすいているから、ビッグマック10個食べれそう
●可能性:「〜でありうる」
Is it true that he's bought a Porsche? It could be.
彼がポルシェを買ったって本当? かもね(あいまいな応答)。
●否定的な推量・可能性:「一体どうして〜か?」・過去のことについての推量
How could you do that?
なんだってそんなことをするんですか?
You could not have seen Tom because he is still in Germany.
トムに会ったはずはないわ、まだドイツにいるんだから。
●許可:
CouldI I sit here?
ここに座っていいですか?
※ 応答の場合は、Yes, you can. など can を使います。Yes, you could. とはいいません
●依頼:丁寧な依頼や要請
Could you repeat that?
もう一度おっしゃって頂けませんか?
Could I see you again?
もう一度お会いできますか?
助動詞が上手く使いこなせると、色々なニュアンスを出した表現ができます。
お手元に文法書がある方は、一度チェックされるとよいでしょう。